私の好きな絵
三橋節子
余呉の天女
1939−1975 日本
作者は、鎖骨腫瘍で右腕を失くし、その後左手で制作を再開します。しかし、まもなく肺に転移した腫瘍のため、幼いお子さんを残したままわずか35歳の若さで亡くなります。この絵は、入院後に制作された作者の絶筆です。あまりにも多くのものが伝わってくるようで、この絵を見ていると胸が痛みます。それにしても、なんとすばらしい作品でしょう。